EP18 "Chapter94: Next to Normal"/第18話「第94章 ネクスト・トゥ・ノーマル」

Episode 18"Chapter 94 Next to Normal"

第18話「第94章 ネクスト・トゥ・ノーマル」

感傷に浸る母のことを必死に理解しようとするベティ。ヴェロニカとアーチーは、関係を一歩前進させる。タバサは、両親にジャグヘッドを紹介する。

タイトルの和訳が今回みたいに英語をカタカナにしただけのパターンって結構ありますよね。英語に慣れているとカタカナだけの表記は逆に読み辛くて、なんとか意訳できなかったのか..と思ってしまいます。タイトルを見て何となくこんなエピソードなんだろうなと予想しながら観ているので、ネクスト・トゥ・ノーマルとはなんのこっちゃ...となりました。(調べたらアメリカのロックミュージカルのタイトルだった)

注意:ここからネタバレを含みます。

前回はベティとアリスがポリーの遺体を発見し悲しむシーンで終わったため、今回はポリーを哀れむ悲しい回なのだろうと予想していたらまさかのミュージカル回でした。決してポップな歌詞ではないですが、ほとんどが音楽だったので暗い気分になり過ぎず、でもストーリーはきちんと進んでいて見やすかったです。

ベティは姉の死を悲しみながらも上手く気持ちを切り替えていましたが、アリスは娘の死をなかなか受け入れきれずにポリーの幻覚が見えている様子..。すでに死んでしまっている息子チャールズの姿も見えているようで、3人で楽しく歌っているシーンは全てアリスの幻想のようです。現実を受け入れられないアリスを見たベティは必至で現実に引き戻そうとしていましたが、次第にそんなベティをアリスは煩わしく思っているようでした。

一方で他のメンバーたちにはいくつか恋愛の動きがありました。チャドとの離婚が決まりアーチーとの同居を始めたヴェロニカは、少し浮かない表情をしていました。アーチーに将来のことについて聞いたりしていたので、今後のことを考えて少し不安になってきたんでしょうか。結局2人はしばらく距離を置くことになりました。

ジャグヘッドはタバサの両親との食事会に彼氏として同席させられたことをきっかけに、タバサへの思いを再確認して2人は本当に付き合ったようです。タバサがいることでジャグヘッドが抱えていた孤独によるアルコール依存症問題が解決してくれそうでよかったですよね。そのまま作家としても大成してくれたらうれしいです。

トニとファングスは子供を育てるパートナーとして同居してきましたが、ここにきてようやくお互いへの思いを伝え合いました。この2人は惹かれ合っているというより信頼し合っている感が強い上にお互い過去に同性の恋人がいたということもあり、まさか恋愛に発展するとは思っていなかったです。一緒に子を育てる上で2人が愛し合っているというのはとても理想的で喜ばしいことですね。

悲しいエピソードになるだろうと構えていましたが最後のポリーの追悼式までも全てミュージカル調になっていました。みんなが式に参加してポリーの死については区切りをつけることができたので前向きなエピソードとなったのではないでしょうか。次回はシーズン5の最終話です。またシーズン6に繋がる何か大きなことが起きそうだと勝手に期待しています。