EP16 "Chapter92: Band of Brothers"/第16話「第92章 戦友のために」

Episode 16"Chapter 92 Band of Brothers"

第16話「第92章 戦友のために」

正義の裁きを下そうと苦心するアーチー。原稿を催促されたジャグヘッドは、禁断の行為に出る。ヴェロニカは、チャドの提案を蹴って反撃を開始する。

現在のところ、登場人物それぞれが別々の悩みや事情を抱えて生きていて1つのエピソードに複数のストーリーが詰まっている状態です。これらの独立した話が1つにまとまる日は来るのかな...というのが気になるところですね。

注意:ここからネタバレを含みます。

戦死した自分の部下達が次々に見えてしまいアーチーの幻覚はどんどんひどくなっています。そんな時、指揮官だったテイラーが名誉除隊すると知ったアーチー。部下達がテイラーの計画によって亡くなってしまったことが思い出され怒りがこみ上げてきます。ついに裁判を起こそうと行動し始めました。アーチーがフランクに真実を全て語ったことで、一人で抱えていた重荷が消えて少しは楽になってたらいいな~。

ヴェロニカの会社は証券取引委員会から不正行為についての調査を受けることに。チャドウィックの仕業ですね。このせいで急遽現金を用意しなければならず、ハイラムが隠し持つパラジウムを盗んでお金にしようと企みます。レジーはヘルモサを伝手にパラジウムを入手し、ヴェロニカは招待制のオークションを開催しました。パラジウムを無事に売り現金を手にし、さらにその後チャドへの復讐もしっかりと果たしてました。相手がハイラムかチャドの時はヴェロニカの復讐魂が炸裂しますね。

ジャグヘッドとベティのシーンもありました。今更過去の留守電のことを謝るジャグヘッド。アルコール依存症で克服しようと頑張っていることをベティに打ち明けると、ベティは自分も依存症で悩んでいたと言います。ベティの頭の中がどうなっているのかすごく気になりますが、ますます殺人鬼DNAが騒いでいる感じがしますね。ポリーのためというより連続殺人犯について調べるのを楽しんでいるような雰囲気ですし...怖い...。ジャグヘッドに関しては提出を催促されて別の人が書いた原稿を提出してしまうという...。依存症のせいで本来の実力が全く発揮できてないのが悲しいです。

シェリルとケビンはペネロペを教会から追放しようと奮闘します。手から血を出したり蜜蜂を素手でつかんだりと不気味なことをやって見せ、最終的にペネロペは教会から出ることになりました。シェリルは「自分の中にある何か強力なものが動いてる」とケビンに言ってましたが、具体的になんなんでしょう。ブロッサム家は本当に発言と行動が謎で全くついていけません。ただ、何かが動いていると感じているみたいなので、その「何か」によって何かしらの新たなミステリーが起こりそうな予感がします。

なんだかとても暗いエピソードでした。明るいことと言えばアーチーが前向きになったこととヴェロニカが父と元夫に復讐できたことぐらいですかね。ベティとジャグヘッドの依存症の悩みはしばらく消えなさそうです。一方でポリーの事件がなかなか解決しそうにないのはすごくもどかしいです。こんな状態でまた新たなミステリーが出てくるとややこしくなりそうですし。