EP5 "Chapter122: The Tales in a Jugular Vein"/第5話「第122章 怪奇物語」

Episode 5"Chapter 122: The Tales in a Jugular Vein"

第5話「第122章 怪奇物語」

ホラーコミックのストーリー執筆を引き受けたジャグヘッドは、リバーデイル高校の生徒たちを主人公に4つの物語を書くことに。現実と虚構が入り交じり、恐怖物語がつづられてゆく。

これまでのシーズンと比べるとまだ平和なこの時代のリバーデイルは気軽に観れるのが最高です。今回は怪奇物語とのことで、現実の話ではなくジャグヘッドの作った物語だから安心して観れると思います。

注意:ここからネタバレを含みます。

クリフォードとリバーデイル高校の校長、ワーザーズが3人で密会していました。町中がエセルの件でもちきりで早く犯人を捕まえなければと焦っているクリフォードたちでしたが、残酷な描写が多いコミックを悪者にすればいいんだと話します。ブロッサム家が関わると何か悪いことが起こるのがこれまでのお決まりパターンなので今後要注意ですね。

その頃ジャグヘッドは初の大仕事を手に入れ、ヴェロニカの誘いも断り必死でコミックを書き上げていました。内容は10代の高校生活を描いたものですが、なかなかに現実離れしたストーリーで逆に面白いです。全4話、登場人物は全てリバーデイル高校の生徒たち。そして語り手の鍵を持った年老いた用務員が全話に出てきてなかなか奇妙です。

1話。バスケ部の練習でディルトンがなかなかシュートを決めれず部員たちは無駄に走らされることに。怒ったジュリアンがディルトンをロッカーに閉じ込めるとディルトンはなんとか外に出られたものの、翌朝には既に正気を失い部員全員の首を切断して...。いやいや怖すぎでしょ。いじめられっ子の復讐劇ですね。

2話。車がパンクしたアーチーは一晩ブロッサム家に寝泊まりさせてもらうことに。ナナローズが鍵をかけて大人しくするようにと助言したにも関わらずシェリルと寝てしまうアーチー。翌朝、シェリルは病気でもうすぐ死んでしまうこと、そしておそらくアーチーもその病気に感染していることを知りますが今更どうにもできない...というお話。パンクするところから仕組まれていたなんてブロッサム家らしくて怖いです。

3話。平凡で誰からも注目されないベティは自分を変えるために大胆なイメチェンをします。ヨーロッパで流行ってるらしい髪型で男子の気を惹くことに成功しアーチーとも付き合うのですが、洗えない髪型のせいで虫が髪の中で卵を産んで頭に侵入してベティは若くして死んでしまうというお話。どう見てもスプレーだけで清潔を保つなんて無理ですよね。過剰な美の追求は命の危険がはらむといういい教訓になりました。

4話。アーチーがヴェロニカとベティの2人と付き合っている設定で、バレンタインデーの日は母親と過ごすと嘘をつきシェリルといるところをヴェロニカとベティが目撃します。復讐のために2人は協力してアーチーを誘惑しながら睡眠薬を飲ませて拘束し、体を真っ二つにして...というぶっ飛んだお話。アーチーが女たらしでムカつくのでヴェロニカとベティが結託してくれて清々しいです。

この4話を聞いてヴェロニカは女性にキャラに対する偏見が気に入らないと言ってその場から去ってしまい、その後ジャグヘッドと仲良くすることは無くなってしまったようで寂しいです。一方で依頼したEPEコミックの人にはウケが良くジャグヘッドの名前を掲載してくれることになりました。

とても奇妙なエピソードでしたが、ジャグヘッドの書いた物語だと知った上だったので楽しく観れました。ヴェロニカとの関係は、ジャグヘッドの名前が載ることで元に戻るんでしょうか。まあ何はともあれ、ジャグヘッドが活躍してくれて嬉しいです。エセル両親の事件については次回以降真相解明されるのかな..?