Immersive Museum TOKYO 2023

こんにちは。軽くダイエットを始めたのにこっそり蒟蒻畑を食べてしまった、めもまるです。基本的にお腹がすいたら食べる。これを意識するだけで自然と食べる量が減り食べたい欲も抑えられることに今更気が付きました。食べるものも健康に良いかどうかを基準に選ぶようになり、間食の蒟蒻畑でさえ少し罪悪感が沸いてしまいました。ちなみに今調べたら確かに糖質は少し高いんだけど食物繊維が便秘解消に繋がるみたいなので、1個しか食べてないからOKとします。1週間で-2kgなので、今後も意識して最低限今の体重は維持していこうと思っています。

さてさて先週末ですが、Immersive Museum TOKYO 2023(イマーシブミュージアム東京 2023)に行ってきました。まだまだ暑い日が続くので美術館で涼みた~いなんて思いながら調べていたら、投入型アート美術館というものを発見。なんだかチームラボ的な雰囲気があって普通の美術館より退屈しなさそうだしデートにいいかもと思い、旦那を誘って2人で体験してきました。

【開催概要】
期間:2023年7月7日(金)~10月29日(日)
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 コレド室町1 5F 日本橋三井ホール
アクセス:銀座線・半蔵門線三越前」駅直結、東京メトロ日本橋」駅から徒歩7分、山手線・中央線・東海道線「東京」駅 日本橋口から徒歩9分
入場券:大人 2,500円(税込)、大学生・専門学校生 1,800円(税込)、中学生・高校生 1,500円(税込)/小学生以下 無料

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この動画を見ていただくと分かる通り、大きな壁と床に絵画がプロジェクターで映し出されます。それを会場内にあるクッションやヨギボーに座ったり寝転んだりしながら見れるようになっていました。日曜お昼前の時間で人が結構いたのでヨギボーには寝転べず、小さめのクッションに座って鑑賞しました。

まず、可能なら平日や朝一の空いている時間に行くことをおすすめします。日曜日は人が多すぎてアートの中に他人が入り込むのは当たり前だし、この動画のように広い空間にポツンとひとりで立って「絵画の世界に入り込む私」を撮ることはほぼ不可能だと思って行った方がいいです。(会場の後ろ側の壁は比較的空いているのでおすすめ)

1回約30分の映像が繰り返し流れていて、30分で即退室のような厳しい整備はされていないので居たければ何時間でも居座ることができます。これはありがたい。子供が騒いでて集中できなかったからもう一回見たいときや、人が多すぎて写真を撮りたくても邪魔が入って撮れなかった、そんなときに何度も繰り返し流してくれているのはありがたいです。私たちも1度目は会場の真ん中あたりで鑑賞した後、前の方に移動して、最後に一番後ろに座って、と計3回映像を楽しみました。後ろで見ると会場の全体が見えるので近くで見るよりも迫力を感じられた気がします。同じ映像を3回も連続で観ているとさすがに途中で少し飽きてしまい、そのタイミングで写真や動画を撮りました。

毎回映像の終わりに壁一面に有名な作品たちが移されるので、そこが撮影のベストタイミングだと思います。ただゴッホのひまわりとか有名作品の前には人だかりができているので一緒に写真を撮るのはかなり難しいです。私は数枚パパっと撮影してすぐに退散しました。

実際の作品についてですが、ゴッホゴーギャンなど「ポスト印象派」がテーマになっています。イマーシブミュージアムは映像を観ることで感覚的にアートを楽しめますが、展示資料などはほぼないので作品や作家たちの歴史を深く知ることはできませんでした。普段展示会などで文字を読むのは苦手なので音声ガイドを付ける私ですが、資料がないとなると作品や作家について知りたくなり、帰ってから色々調べたのでここに簡単にまとめておきます。行く予定のある方は少し予習してもいいかもしれません。

  • ポスト印象派とは、19世紀後半から流行りだした印象派に対し、影響を受けつつも自分で新しいスタイルを確立していった1886年~1905年に活躍したフランスの画家たちのこと。

  • 代表的な画家はゴッホ、ポールゴーギャン、ポールセザンヌなど。

  • 印象派に比べ自分の描きたいものを描くという主張が表現されていて、輪郭線や形がはっきりしている。

  • ポスト印象派は、印象派と20世紀の近代美術を結ぶ立場となっている。

個人的に好きな作品を紹介します。

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フィンセント・ファン・ゴッホ夜のカフェテラス (1888)」 / Vincent van Gogh_Café Terrace at Night (1888)

南フランス、アルルの星空の下、人でにぎわうカフェが描かれています。明るいカフェと暗い夜空が対照的で色の使い方も素敵だなと思います。実際に夜にこんな道を歩いていてこんな明るいカフェがあったら入りたくなっちゃいそう。ピクルスとか生ハムとかつまみたい...。なんて想像が膨らんでしまいます。やはり見慣れているからか、この他にも「ひまわり」や「星月夜」などゴッホの代表作は好きだなあ。

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ポール・セザンヌ「リンゴの籠のある静物(1893)」 /The Basket of Apples(1893)

ポールセザンヌはりんごの絵が多いイメージです。中学生の頃、いじめられていた友達を助けた際にお礼としてりんごをプレゼントされたんだとか。そこからりんごは2人の友情の証となり、りんごをモチーフにした作品を描き続けました。実際に生涯で残した60点以上の油絵作品でりんごを描いています。

今回は映像の中に登場する作品数が限られていたので、もっとたくさんの絵を見たかったなと思いました。一応80点あったみたいなんですが、映像がすぐに切り替わってしまうので拡大して映し出された作品しか印象に残らなかったのが少し残念。まあ30分に詰め込むとなると作品数が限られるのも仕方ないんでしょうね。

実はちょうど先月観ていたNetflix海外ドラマ"Emily in Paris/エミリー、パリへ行く"にも現地パリの投入型アート美術館(アトリエドルミエール)が登場していたんです。なんかどこがで見たことある気がしてたんですよね〜。

じっくり眺めながら作品や作家について学びたいという方にはおすすめしがたい場所かもしれないですが、若者に美術への関心を持たせるという趣旨ならば現代に沿ったなかなかいい体験型スポットだと思いました。

www.immersive-museum.jp