EP8 "Chapter65: In Treatment"/第8話「第65章 カウンセリング」

Episode8 "Chapter 65: In Treatment"

第8話「第65章 カウンセリング」

進路を決める時期を迎え、アーチーは大きな変化を決断する。辛い胸の内を吐露するシェリル。ヴェロニカには吉報が届くが、そこには素直に喜べない事情があった。

今回はタイトル通り、生徒たちが進路や家庭のことについてカウンセリングを受ける回でした。私自身は高校時代にカウンセリングを受けた記憶はないですが、アメリカでは教師とは別でカウンセラーがいるのが普通なのでしょうか。誰しも悩みはあるでしょうけど、このドラマの登場人物たちは特にいろんな事件や複雑な家庭環境の中で生きているので精神的なダメージも多いでしょうし、カウンセラーがいるのはいいことですね。

注意:ここからネタバレを含みます。

ベティはカウンセラーのバーブル夫人のところに行きアリスとの関係について相談しますが、アリスが途中で部屋に乱入します。ベティは自分に対して支配的なアリスのことを本人のいる前で相談。アリスはチャールズとポリーを差し置いてベティを1番愛していると言いました。自分のもとから離れてほしくないから厳しくするのだとか...。この前のハイラムの発言でもありましたが、親は子どもに順番は付けちゃだめでしょう。あなたが1番なんて言われても余計に信頼をなくすと思います。バーブル婦人のおかげか、帰宅後テーブルにイエール大学からの手紙とアリスからベティへの小切手が置いてあり、2人は仲直りできたようです。

アーチーは父親の突然死もあってかなかなか眠れない日々を送っておりカウンセリングを受けます。リバーデールの町をよくするために頑張っているけどドジャーなどの邪魔な存在が現れたりして疲れているようですね。アーチーはフレッドの死から自分が町をよくしなければと思い込みすぎてるんでしょう。バーブル夫人も指摘してたようにこの調子だといずれアーチー自身が壊れてしまうんじゃないかと思います。頑固に突っ走ってばかりなのでそろそろ人の意見も聞いて落ち着くことを覚えてほしいです。

シェリルは母親の虐待や兄と父親の死、そして川で自殺未遂をしたことや農場、3つ子がいた件などこれまでの色々な出来事をすべて話しました。今思えば相当色んなことを乗り越えてきてシェリルはいろんなトラウマを抱えてるんですよね。ジュリアンの件については、自分が本当に吸収してしまったのかがわかるDNAテストをバーブル婦人が紹介してくれました。結果的にお腹の中でジュリアンを食べたというのは全くの嘘であることが証明されましたね。個人的にシェリルはだいぶ変わってるけど根は素直な子なので定期的にカウンセリングを受けたほうがいいタイプだろうなと思います。

ヴェロニカはハーバード大学に合格しましたが、ハイラムの力で受かったと知り怒って入学を拒否することにしました。バーブル夫人はヴェロニカとハイラムは絶えず対立している反面お互いに執着しすぎているんだと言います。結局ヴェロニカはハイラムにビジネスで勝つことで永遠に関係を断つことができると考えているようです。大切なラム酒の瓶があいていてヴェロニカが飲んだ形跡があるのに気付いてハイラムが怒り狂ってましたね..。この2人が普通の平和な親子になるには相当時間がかかりそうですよね。

ジャグヘッドはリバーデイル高校の生徒ではないですが、ストーンウォールで推薦がもらえない可能性が出てきてバーブル夫人のカウンセリングを受け、チッピングの自殺の話からバクスター兄弟の陰謀論までをすべて話しました。バーブル夫人曰く、ジャグヘッドがこの陰謀論を追っているのは執筆に挑戦して失敗することを避けるためだとのこと。まず父親であるFPにきちんと向き合って祖父を知ることを提案します。家に帰ったFPはジャグヘッドが家にいるのを見て喜んで驚き、ジャグヘッドはFPを抱き締め愛していると伝えます。

今回のエピソードでそれぞれが抱えている問題がいくつもあげられ私の頭の中も整理できてありがたい回でした。少なからずカウンセリングには意味があることもわかりましたね。それよりラストでまたジャグヘッドの真相に関する話が戻ってきました。早くこの伏線たちを回収して頭をすっきりさせたい...。