Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas/ひつじのショーン〜クリスマスの冒険〜

Shaun the Sheep: The Flight Before Christmas(2021)

ひつじのショーン〜クリスマスの冒険〜

クリスマスを前に、大きな靴下を手に入れようとしたショーンの行動がとんでもない事態を招くことに。みんなでソリに乗りこんだら、聖夜の大冒険に出かけよう!

youtu.be

クリスマス映画の連続ですみません。Netflixでクリスマスと検索すると結構たくさんの作品がヒットしたので、この時期にしか観ないだろうしと思っていろんなジャンルを鑑賞しまくっています。ひつじのショーンファンだとかクレイアニメが特別好きだとかいうわけではないのですが、こちらは30分のNetflix版短編アニメなので息抜きに気軽な感じで観れそうだなと思いました。

注意:ここからネタバレを含みます。

クリスマスの準備で牧場主がYouTube動画を見ながら謎の炭酸ドリンクを作るシーンがあります。動画のバグかなんかで同じシーンが何度も再生されてて同じ調味料を何度も入れてしまうというポンコツっぷりがいいですね。私が知る限りこの主はいつも機械に疎くてんやわんやしていて、毎回この茶番のようなシーンが結構好きです。

飲みはじめの刺激が強過ぎてこれは失敗だなと思いきや、後味は悪くなさそうな感じで結局マーケットにドリンクを出品することにしてました。のちにショーンたちがこのドリンクを飲んだ時も同じような反応をしているのが可愛かったです。

このエピソードのメインはクリスマスプレゼントと間違えて少年の家に持って帰られてしまったティミーを通してのお話ですよね。ショーンたちは少年の家まで行ってどうにか家に侵入してティミーを助けようとします。最終的に連れ戻せるんだけど、戻ってきてよかった〜という単純なお話だけではなく...

この少年の家庭環境や家族関係が大切なことを教えてくれるお話なんです。両親は今流行りの若いインフルエンサーで、少年は大きな家に住み部屋にはおもちゃがたくさんありました。ルンバが勝手に掃除しているあたりからしても裕福で一見幸せそうなんですが、両親は動画投稿に忙しくなかなか少年と遊んであげないからか少年は寂しそうです。

そんなところにショーンたちがやってきて家中を荒らし、そこでやっと両親が少年は無事かと不安になります。最後に少年の無事を確認してみんなでハグするシーンは心が温まりましたね。普段からもっと気にかけてあげて欲しいとは思いましたが。

ひつじのショーンはセリフが一切ないのに表情や動きからキャラクターの感情がわかるのが魅力的ですね。あえて言葉を使わないことで視聴者にキャラクターの気持ちを想像させるっていうのが素晴らしいです。子どもに見せたら想像力豊かになりそうだなと思いました。せっかくならこのクリスマス期間に観るとより楽しめると思います。