フランスパンの端っこが好き

今週のお題「好きなパン」

今週のお題に私の大好物のパンという文字が...!ということで今日は私が幼少期から愛してやまないフランスパンについて語らせてください...!

当時は給食で出る食パンかコッペパンしかしらない人生でしたから、初めてフランスパンを食べたときにあの唯一無二の触感に感動しました。パンって柔らかいイメージだったけどフランスパンはしっかりと食べ応えがある、特に端っこの部分...!

この端っこの部分は'キィニョン'と呼ぶそうです。名称があるならばやはりそれなりにその価値は認められているのでしょう。とにかく小さい頃は親がフランスパンを買ってくると決まって端っこを食べたいとせがみました。端っこの争奪戦で兄弟喧嘩になりそうだったことすらあります。(1本に2つしか取れないからね)

何がそんなに好きだったかというとやっぱり一番は触感なのですが、フランスパンといっても色々な種類がありますよね。その中でも私は、外側はかたくパリッとしていて内側はもっちりと柔らかいものが好きでした。たまに内側の白い部分までめちゃめちゃハードなものがありますが、それだと顎が疲れるのです..。それに、1つのパンで2つの触感が楽しめてちょっとお得な気分がしません...?(私だけかな...)

私の好きな食べ方の一つに、オリーブオイルと塩を付けて食べるというのがあります。中学生だったか高校生かぐらいの時、実家で父がそのような洒落た食べ方をしているのをみて真似したら美味しすぎて...!定番すぎるんですがこの方法かそのまま何もつけずに食べるのが一番おいしいと感じます。そしてこの頃から端っこだけでなく真ん中もおいしいではないか...!と気付き始めました。オリーブオイル塩に感謝。

その後、海外留学中にガーリックトーストを日常的に食すようになりました。ここでもフランスパン愛が再熱します。え、フランスパンのおいしい食べ方まだあるんか、と。ホストマザーが作ってくれるパスタの横に毎回のように添えてある2切れのガーリックトースト、最高なんですよね。ミートソースやトマトソースと相性バツグンなんです。

社会人になり一人暮らしを始め、スーパーの焼き立てパンコーナーに明太フランスパンなるものを発見したときもワクワクしました。あなた今日から私の朝ごはんね、と。しかし毎日食べると飽きがくるので次第にオリーブオイル塩に落ち着き、ガーリックトーストは外食時にたまーに食べるぐらいになりました。自分では日常的には選択しないけど、出てきたらすごく嬉しいし美味しいしラッキー!みたいな。

そんなわけでフランスパンには小さい頃からのちょっとした思い出が沢山あります。大人になった今、端っこだけが食べたい!という欲こそなくなりましたが、未だになんだかんだ端っこが好きというのに変わりはないです。何より、フランスパンを好きになったきっかけはフランスパンの端っこがあったからなんです。

以上、フランスパンについて長々と語らせていただきました。実は結婚してからは朝食は手っ取り早く食パン1枚になることが多くフランスパンは以前より食べなくなってしまったのですが、文章を書いていると色んな思い出が蘇ってきてまた食べたくなりますね。