バチェロレッテ・ジャパン シーズン3 (2024)
The Bachelorette Japan Season 3
1人の独身女性(バチェロレッテ)が、生きてきた環境も恋愛観も違う個性溢れる男性参加者たちとゴージャスなデートを重ねながら、<真実の愛>を見つけ出す、ロマンチックでな旅の日々を追う恋愛リアリティ番組『バチェロレッテ・ジャパン』。待ち望まれたシーズン3が、6月27日より配信決定! 3代目バチェロレッテは、文武両道を地で行く才女、武井亜樹。これまでキャリア優先で、恋愛の優先順位が低かったという彼女のもとに集まったのは、個性あふれる15名の男性たち。たった一つの真実の愛に辿り着くため、時に傷つきながらもドラマチックな恋模様を繰り広げていく。
毎回欠かさず観ているバチェラー・ジャパンの男女逆転版であるバチェロレッテ・ジャパンですが、こちらももうシーズン3なんですね。シーズン2のバチェロレッテが美人で可愛らしい方でみいってしまったのを思い出して今回はどんなシーズンになるのかな~と気になって観てみたら案の定あっという間に最終話まで完走していました。今回のバチェロレッテ、超個人的な意見ですが色々と言いたいことがたくさんあったので長文になるかもしれませんが読んでいただければ幸いです。
注意:ここからネタバレを含みます。
まずバチェロレッテ武井亜樹さんについて。今までのバチェロレッテの中では1番"アジアンビューティー"という言葉が似合う容姿の女性だなあという第一印象でした。ディズニーのポカホンタスにめっちゃ似てる...(褒めてます)し、東大卒だし、元官僚という素晴らしい経歴もあってプロフィール的に見てもバチェロレッテにふさわしい女性です。
どんな男性陣が選ばれていくんだろ~とワクワクしながら観たかったのですが、話が進むに連れて今シーズン大丈夫か?と思うところが多くありました。結論から言うと、今回男性陣がバチェロレッテのことを本気で好きになりきれていない。最後の2人まで残っていた櫛田さんがライバルであるはずの飯野さんのことを亜樹さんの前で褒めたりとか、「まだ好きという気持ちにはなっていない」とはっきりと伝えていました。最終的に選ばれた坂口さんの「昔はチャラかった」発言も、好きな人の前だったらしないはずですよね。一言、「でも今は違う、亜樹さんのためなら変われる」とかでも言ってくれたらまた違ったんだろうけどそれもなし。まるで俺は選ばないほうがいいよと言っているかのよう...。そもそも辞退者が多かったこととかも考えると、必死に最後までもがいて残ろうとしているメンバーがほとんどいなかったように見えたのが残念でした。
だからといって男性メンバーが最悪だったというのは違うと思うんですよ。むしろ、医者や学者、実業家などハイスペ男性ばかりがずらりと並んでいてこれまでのシーズンでは一定数いた売名目的の人ってほぼほぼいなかったしみんなきっと本気で結婚相手を探しに来ていたと思うんですよね。
じゃあなんでこんなに辞退する人が多かったんだろうと思い返してみたら、やっぱり多少なりとも亜樹さんにも原因があるんじゃないかと思ってしまいます。まず気になったのは1話でひとりずつ男性が自己紹介していく登場シーンなんですが、亜樹さんは壁を作りたがる人なのかなあと感じてしまいました。マヌカハニーを食べさせられそうになったときに自分で食べると何度も拒否したり、牛を連れてきた小川さんの触ってみますかという提案も拒否したり、初めましてで拒否されまくっててプライドが傷ついたメンバーは何人かいたでしょうね。まぁ最悪嫌だったとしてももっと気持ちのいい断り方あったんじゃないかなーと。
あとは亜樹さんっていい意味でも悪い意味でも自分の気持ちに正直で表情や態度に出やすいタイプですよね。気に入らない発言をされたらすごく嫌そうな顔をするし、あのきれいに整ったお顔にあんな嫌そうな表情をはりつけたらすごく怖い印象になっちゃうからもったいないと思うんですよ。好きじゃない男性の発言に対してだったらまだしも、好きって言ってた男性にも同じ感じであの表情をされていたので、なんだかもったいないなーと思っちゃいました。
そして1番気になったのが亜樹さんのコミニュケーションの取り方です。人の話を途中で遮っちゃうシーンが多かったように思います。梅谷さんとの最後のツーショットからのカクテルパーティーなんてまさにそれのせいですれ違ってしまったような気がしてならない..。梅谷さんは最後にまだ何か言いたそうだったのに話し終わる前に「私も同じこと思ってた」って言われちゃってもう何も言えなくなってしまってて可哀想。まぁそれでも本気で亜樹さんのことが好きならいやそうじゃなくて...って訂正してたかな。亜樹さんはこれ以上辞退者を増やしたくなくてはやとちりしたのでしょうか。なんかすっきりしない別れになってしまいましたね。
その後に飯野さんじゃなくて北森さんを選んだのもなんだかなー。飯野さんとだったら絶対に幸せになれただろうに、まだツーショットデートもしたことがない北森さんにローズを渡すんですね。飯野さんからの好意に対して、自分はまだそこまで気持ちがいけてないと思ったんだろうけど...。ここでは亜樹さんが"追われるより追いたい派"であることがよくわかりました。でも結局北森さんもその後自分がなんで選ばれたのかよくわからなくなって辞退していますし、もうちょっと上手くできなかったのかな。
そして何より、最後に残った坂口さんとは別々の道をいくことに決めましたってスタジオ収録で言ってましたが、もうここまで来るとまあそうなるだろうなという感想しかないです。やっぱりお互いに本気で好きって感じではなさそうでしたもんね。
色々と亜樹さんに対して思うことを書いてしまいましたが、今シーズンは撮影期間がいつもより短かったことや応募の際にバチェロレッテが誰だか明かされていないことなどもSNS上では指摘されていました。確かに、1ヶ月そこらではなかなか恋愛感情は生まれにくいでしょうし、一緒に愛を育んでいきたいと発言していた亜樹さんにとっては余計に短すぎたんだろうなと感じます。それから「亜樹さんがタイプすぎて応募しました!この旅に人生かけて来ました!」みたいな人がほぼいなかったというのは確かに痛かったですね。応募前に顔出しとかしておくべきという意見には私も賛成です。
そんなこんなで今回のバチェロレッテは誰も応援できずに終わってしまったという個人的に異例な回になってしまいました。いつもなら参加者メンバーの中に何人か”推しメン”ができるはずなのですがそれもなく。(最後の方でようやく本性が見えてきた北森さん、いいな~と思ったけど亜樹さんが全然デートに誘ってくれないから終盤まで彼の良さに気付くこともできず..。)それでも一話ごとの終わらせ方とかがうまいから続きは気になって結局全部見ちゃったんですけどね。
結果的に誰とも結ばれなかったのは残念でしたが、付き合っていると思って応援してたのにやっぱり駄目でしたと後からインスタとかで報告されてガッカリさせられるパターンも多い中で、スタジオ収録のときにはっきりと真実を伝えてくれたのは逆によかったのかもしれません。この流れで次のバチェラーは坂口さんです...と最近ありがちなこのパターンにならないことだけを切実に願っています。